空手を始めた頃の話

子供の頃からプロレスやボクシングのテレビ観戦が好きでした。

まさに、昭和ボクシングアニメの金字塔「あしたのジョー」世代。

高校の頃は前田日明選手率いる「U・W・F」の大ファン、あの前田選手のレッグガードが欲しくてたまりませんでしたが、偶然にも現在の空手防具がまさにあのレッグガードと同じ!最近になり私の夢が叶いました。

前田選手も空手出身でしたが、同時期に偶然テレビ朝日で放映された空手試合を観て感激しました。

まず、

・寸止だが張り詰めた緊張感を感じる(実際ノックアウトされた選手もいましたが)。

・スピード感と心理戦。

・優勝した選手がガッツポーズをしない、笑わない・・・・・まさに侍魂。

そんな空手道に魅力を感じたのを覚えています。

当時、私は高校の部活を引退し、暇でしたので、空手やろうかな・・・そういえば近くに道場があったな・・・見学に行こうかな・・・とふと思い一人でふらりと道場へ行き、中を覗くと教えているのは私より3歳下の中学校の後輩。

数十分してから指導員が登場。そして指導員は私に

「君、観ているだけじゃ詰らないから少しサンドバック突いてみなよ」と。

そして指導員はド素人の私に対してこう言いました。

「君、筋がいいね!」「入部しても好きな時間に来て勝手に帰っていいから」と優しく誘ってくれました・・・・・・

はい、そんな筈は無いのです。

入部初回の稽古で遅刻してきた門下生に対し滅茶苦茶怒ってるじゃないですか!完全に嵌められました。

 

実は、当櫻空横浜空手部は日本大学空手部OBからの流れで創部されたガチガチの人生縦社型会空手部だったのです。

入部して数カ月すると、毎日部活でやっていたフェンシングでの筋力、ステップワーク、間合いの駆引きなど、色々な部分を活かすことが出来て、突き技しか出来ませんでしたが黒帯の先輩方からポイントを連続奪取!

そして入部してから10ヶ月後のデビュー戦「横浜市民大会、有級の部」で優勝することが出来ました。

その後、現役日本大学空手部の皆さんとの交流や流派のヨーロッパ大会などで同じ畳に立たせて頂き、大変貴重な経験をさせて貰いました。

 

我が部の先生方や、これまでのお世話になった関係者の皆様方に大変感謝しております。これからも、その気持ちを忘れずに精進して参りたいと存じます。

 

 

画像1枚目

和道ヨーロッパ ロンドン大会にて団体戦優勝(日大と櫻空横浜混合チーム)

(1番右が佐藤、当時23歳くらい)

 

画像2枚目

櫻空横浜行事の中でナショナルチーム選手、日大選手を迎えての演武会

(前列中央左が佐藤、当時21歳くらい)

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